2014年9月30日火曜日

東北電力 太陽光買取 中断?

今日の新聞の1面に出てました。

東北電力 再生エネ買取手続き中断

え?と思いましたが、
大規模なメガソーラーなどが対象で、
家庭用太陽光は、今のところ対象外だそうです。
メガソーラーなどの手続きは、
9月30日で中断するそうです。

東北電力HP 再生エネ回答保留について
http://www.tohoku-epco.co.jp/news/normal/1188271_1049.html


家庭用太陽光発電は、まだまだ大丈夫って訳でもなさそうです。
一部の噂ですが、
家庭用でも10kWの超える全量買い取りの方は、
平成26年度末で終了するかも?なんて話もあります。

10kW以下の家庭用太陽光の方も、
今回の中断した理由から考えると、
余剰買取が、いつまでも続かないと思います。

九州電力の発表から約1週間で
東北電力が中断するとは・・・

いつ何が起こるか分からないですね。

2014年9月26日金曜日

松の無垢フロアって

松の無垢フロアって、
実は、すごかったんです。
松の無垢フロアって、
ちょっと物を落とすと、すぐキズ付くし、
冬場は、継目の隙間が大きくなるし、
定期的に自然素材のワックスを塗らなくちゃならないし、
結構めんどくさいんです。

でも、何がすごかったのかというと、
熱を蓄える能力に優れているんです。

とりあえず、下記の一覧をご覧下さい。

上記の一覧は、建築で良く使われている材料の
容積比熱と有効厚さの一覧です。

いろいろな材料が書いてありますが、
木材の中で、松の容積比熱が一番多いんです。
容積比熱(kJ/㎥・℃)が多いって事は、
それだけ熱を蓄えられるという事です。

以前のブログに2014年6月21日 夏至
軒の出による、夏の日射遮蔽・冬の日射取得について
記載しましたが、この容積比熱は、
冬場の日射取得にとても効果があるんです。

例えば、南面に大きな開口部がある、
フローリング貼りの8帖間に、
冬場の日射が目いっぱい入る部屋と想定します。
その部屋のフローリングが、
松の無垢床の場合と
合板フローリングの場合で比較してみます。

松の無垢フロアの厚み30mmを使用した場合、
3.64m×3.64m×0.03m=0.39㎥
0.39㎥×1624kJ/㎥・℃=633.36kJ/℃

合板フローリングの厚み12mmを使用した場合、
3.64m×3.64m×0.012m=0.15㎥
0.15㎥×1113kJ/㎥・℃=166.95kJ/℃

フローリングの蓄熱する熱量が
松無垢床の方が、合板フローリングより
3.7倍多い事が分かります。

冬場の日射取得により、熱取得をしても
蓄熱できる材料がなければ、
あまり効果が期待できません。

でも、松の無垢フロアを貼る事により、
取得した熱を蓄える事ができます。

これが松の無垢フロアが
実はすごかった事です。

太陽の力を、住宅に利用するのは、
太陽光発電のみではありません。
太陽の熱を上手に取り組むことにより、
暖房費削減につながります。

もし、家づくりで日射取得までお考えであれば、
内装で使う材料まで検討しないといけませんね。




2014年9月25日木曜日

福島市飯坂町M様邸 地盤調査

福島市飯坂町M様邸で
地盤調査を行いました。


SDS(スクリュードライバーサウンディング)試験で
建てる予定の建物の四つ角と
中心の5点を地盤調査しました。

結果は、段丘の更地で地耐力が安定した地盤との事。
という事は、ベタ基礎でOKという結果でした。

M様邸は、まず既存の修繕工事を行った後に、
基礎工事を始める予定をしております。






2014年9月22日月曜日

木材利用ポイント 工事着手期間迫る

木材利用ポイントの工事着手期間が
今月末で終了します。

完成後の申請受付期間は2015年5月末までですが、
今月中に工事着手しなければ、対象外になります。

「工事着手」の定義とは、
木材利用ポイント事務局に問い合わせしたところ、

請負契約を交わした日
もしくは、
基礎工事開始日

という返答でした。

木材利用ポイントについて
詳しくは下記のリンク先にてご確認ください。

木材利用ポイントのHP
http://mokuzai-points.jp/index.html


弊社も、木材利用ポイント対象の
住宅を建てていますので、
今までに、190万ポイントを申請済で、
今後、期間中に110万ポイント申請する予定です。

対象期間に家づくりをお考えの方は、
お早めにご相談下さい。




2014年9月20日土曜日

二本松市Y様邸 2014年8月の電気代

二本松市のY様邸の
2014年8月の電気代を
ブログに掲載させていただきます。
Y様、いつもご協力いただきまして、
ありがとうございます。


それでは、2014年8月分の使用電気代です。
(8月8日~9月7日)
電気代の伝票上9月分になっていますが、
ほとんど8月に使った電気代です。


電気使用量    311kWh
電気料金   6,223円  でした。

先月の電気代とほぼ同じぐらいでした。
正直、今年の8月の日照時間を考えると、
もっと上がるかな~と思っていたので、
意外な電気代だったという印象です。

今年の8月は雨続きで気温が上がらず、
冷房運転が少なくすんだのか?
ちょっと検証してみましょう。

気象庁のデータで、
二本松市の気温を調べると、

         平均気温 最高気温 最低気温
2014年7月 23.7℃ 35.6℃  16.1℃
2014年8月 24.3℃ 37.3℃  16.5℃

という気温だったそうです。


二本松市の過去30年間のデータを調べると、

8月の平均気温 24.2℃らしいので、
今年が特別涼しいという訳ではないそうです。

2014年8月中の31日間で、

最高気温が25℃以上の
夏日になった日は、29日間ありました。

以上の事から、

エアコンの冷房運転で消費する電気代は、
例年通りだったのかな~と思います。

本当は、湿度も検証したかったんですが、

残念ながら、気象庁の二本松市のデータに
湿度が無いんです。
湿度が高い日が続いても、
電気代に影響があるんですけどね~
検証できず・・・・

次に、2014年8月の太陽光発電の売電料金です。
(8月8日~9月7日まで)



購入電気量    255kWh

売電料金    9,690円  でした。

今年の2月分以来の10,000円台を切ってしまいました。


今年の8月はお天気が悪かったような気がします。

実際の日照時間はどうだったのか、検証します。


気象庁の二本松市のデータによると、
2013年8月の日照時間    182.3時間
2014年8月の日照時間    139.4時間
という日照時間だったそうです。

去年の8月から比べると、

日照時間が、42.9時間短くなっています。

でも、以前の光熱費シリーズでも書きましたが、

7・8月の日照時間って上下の差が大きいんです。
100時間切る年もあるし
200時間超える年もあります。

二本松市の過去30年間の

8月の平均日照時間 144.0時間らしいので、
今年の8月は例年よりちょっとだけ
日照時間が短かったという事になります。

ということで、
Y様邸の8月の電気代は、
使用電気料金  - 6,223円
売電料金     + 9,690円
             + 3,467円となりました。

今年のデータを見ていると、

ひょっとしたら今年は、太陽光発電にとって、
ハズレ年かも知れません。
後半の巻き返しに期待したいです。

今回の電気代を拝見しにお伺いした時に

弊社の新人に、Y様邸を見学せていただいき、
また、ご案内までしていただき、
ありがとうございました。
大変貴重な経験をさせていただきました。
弊社の新人営業も本当に喜んでいました。

今度は、お客様を連れて、

見させていただく事があるかも知れません。
その際は、よろしくお願い致します。


2014年9月18日木曜日

福島市黒岩O様邸 基礎工事着工

福島市黒岩O様邸の
基礎工事が始まりました。


オレンジのバックホー(重機)で一気に掘っていきます。
その地面を掘削する勢いに
立ち会っていただいたお施主様も感心していました。


地盤改良のコンクリート杭の頭が出てきました。
この地盤改良により、地震対策はもちろん、
地盤沈下になどにも安心ですね。

来週中に、基礎配筋検査を受ける予定で
現場が進んでいます。

2014年9月16日火曜日

福島市飯野町H様邸 完成しました。

福島市飯野町H様邸
新築工事が完成しました。
昨日、引き渡し・火入れ式も行いました。

H様邸の完成写真をご紹介させていただきます。

外観です。
白い外壁が廻りの緑によく映えます。
屋根はガルバリウム鋼板葺きで、
サッシはもちろん樹脂サッシの
Low-Eペアガラス空気層16mm仕様です。

これから外構工事を行う予定です。

続いて内部のご紹介です。

玄関ホールです。
暗くなりがちなホールと廊下ですが、
天窓を設け、自然採光を最大限に利用しました。

H様邸の床材は、
全てナラ材の無垢板を使用しています。

LDKです。

H様邸のLDKは12帖あります。

キッチンは対面にして、
キッチンが暗くなる防止と
解放感などを考え、吊戸棚をなくしました。

ダイニングとリビングは兼用にして、
堀コタツを設置しました。

使わない時は床下に収納でき、
フロア材で蓋することもできます。

キッチンすぐ脇にある納戸です。
勝手口の部分に土間を設け、
目の前の畑から収穫した野菜を
そのまま置けるようにしました。

可動式収納棚もたくさんあるので、
収納力抜群です。

和室です。
大壁和室は8帖の広さがあり、
客間などに使用する予定です。

洋室です。
大壁和室と続き間になっていて、
寝室として使用する予定です。

以上がH様邸の完成写真です。

H様邸は、去年の2013年10月から
いろいろとご計画の相談をいただいて、
農地転用などいろいろな申請を経て、
2014年4月に地鎮祭を行いました。
5月に基礎着工、6月に上棟と
工事を進めてきまして、
引き渡しとなりました。

工事中、いろいろとご馳走になってしまい、
大変申し訳ありませんでした。
ありがとうございました。

今年の冬から快適な住環境で
笑い溢れる生活を楽しんで下さい。

H様、本当にありがとうございました。
まだ外構工事でお邪魔しますので、
よろしくお願い致します。




2014年9月15日月曜日

福島市飯坂町M様邸 始まります。

福島市飯坂町M様邸
新築工事が始まります。

M様邸は、FPの家に
デシカホームエアを設置する予定です。

今日は、地鎮祭を行いました。

明日、地盤調査を行う予定です。
どんな調査結果がでるのか?

M様邸も今後の進行状況を
ブログに掲載させていただきます。





2014年9月13日土曜日

北海道研修2014

北海道まで研修に行ってきました。
今回は、「FPの家」北信越グループの
青年部とご一緒させていただきました。

一日目は、札幌市にある
「ウェルピアひかりの」に建っている
Q値0.44W/㎡Kの展示場を見てきました。



Q値(熱損失係数)というのは、
住宅の断熱性能を表す数値で、
数値が低いほど優れています。

日本で一番厳しい基準が、
Q値1.6W/㎡K以下なので、
この展示場の断熱性能が、
すごく良い事がわかると思います。

どんな断熱材を使っているかというと、
このような断熱材を使っているそうです。
FPパネルを二重にしちゃってます。

グラスウールの断熱材で換算すると
約40cmの壁厚みになるほどの断熱材です。
サッシは木製サッシのトリプルガラス仕様でした。


内観はこんな感じでした。
今回は、あんまり内観を見にいった訳じゃないので、
これぐらいしか写真を撮っていませんでした。

展示場の前で、ご一緒した皆さんと記念撮影しました。

二日目は、FPコーポレーション本社にて、
FPの家北海道グループで商品開発した
「すっぴん」の説明を聞きました。
今後の家づくり提案に大変役立つお話しが聞けました。
出来るところから少しづつでも、
取り入れて行こうと思いました。

研修二日間の間に、
「北海道が経験したことのない雨」が降るという
大参事がありましたが、
なんとか無事に帰ってくることができました。

折角の高性能住宅見学でしたが、
暑くも無く、寒くない時期に見学に行ったのが
間違いだったかも知れません。
まったく断熱の凄さが体験できませんでした。
違う時期に再訪問してみたいです。




2014年9月12日金曜日

福島市飯野町H様邸 気密測定

福島市飯野町H様邸の気密測定を行いました。


断熱性能や耐震性能などは、
いろんな計算で出せますが、
気密性能は、実際の住宅1棟1棟を
測定しないと絶対に出せません。

さて結果は・・・


αA29÷S79.49㎡という計算になるので、
C値(隙間相当面積)0.36/㎡でした。

測定器のモニター写真の真ん中辺りの
C=0.4c㎡/㎡ってなっていますが、

小数点第1位までしか表示できない為、
小数点第2位が四捨五入されて、
0.4
c㎡/㎡という表記になっています。


福島市の高気密基準が、
C値5.0/㎡以下となっています。
日本でC値の一番厳しい基準が、
北海道や北東北の
C値2.0/㎡以下なんですが、
H様邸のC値は、0.36/㎡なので、
一番厳しい基準も余裕でクリアです。

H様邸は、来週引き渡しになります。
H様邸の完成内外観を
ブログに更新する予定です。

2014年9月5日金曜日

福島市黒岩O様邸 地盤改良工事中

福島市黒岩O様邸の
地盤改良工事中です。

O様邸の地盤改良方法は、
湿式柱状改良という方法で行います。









地盤改良工事専用の重機で、
太さ約60cmの穴を
約4m~5mの深さまで掘ります。

その後、重機のドリルの先から
コンクリートを注入し、
回転させながら抜きます。

最後に、基礎高さに合わせて、
杭の頭を均せば、
深さ4m~5m・太さ60cmの
コンクリート杭が完成します。

このコンクリート杭を、46本作ります。
これ杭の上にベタ基礎が出来るので、
地盤沈下防止や地震対策もバッチリです。


コンクリートなので、しばらく養生します。
来週末から基礎工事が始まる予定です。



2014年9月2日火曜日

会津若松市Ⅰ様邸 2014年8月の電気代

会津若松市のⅠ様邸の
2014年8月の電気代を
ブログに掲載させていただきます。
Ⅰ様、いつもご協力いただきまして、
ありがとうございます。

それでは、
2014年8月の使用電気代です。
(7月24日~8月24日)


2014年8月の
使用電気量    451kWh
使用電気代  9,355円  でした。
去年の2013年8月は、
使用電気量    385kWh
使用電気代  6,227円  だったので、
去年と比べると、使用電気量が、
66kWh(約17.1%)多く使用した事になります。


Ⅰ様邸、「去年より節電計画」初の失敗・・・


しぶしぶ8月の電気代の伝票を
出していただいた理由が分かりました。

う~ん なんででしょう?
今回もいろいろ検証します。

まずは、気温を去年と比べてみます。
気象庁のデータによると、
          平均気温  最高気温  最低気温
2013年8月   25.4℃  35.2℃  16.5℃
2014年8月   25.1℃  36.5℃  17.1℃

だったそうです。

気温を見る限り、

去年とほぼ同じ気温だったと考えられます。
過去30年の8月の平均気温も25.0℃らしいので、
ほぼ例年通りの気温でした。

今年の8月は、雨が続いたせいで、
湿度が高かったのかなと思い、
今回は、湿度も検証しました。
          平均湿度
2013年8月   79%
2014年8月   79%
と、同じ湿度だったそうです。

気温でも湿度でもないとすると、
日照時間しかありませんね。

続いて、
2014年8月の売電料金です。
(7月24日~8月24日)


2014年8月の
購入電気量    329kWh
売電電気代 13,818円  でした。
去年の2013年8月は、
購入電気量    399kWh
売電電気代 16,758円  だったので、
去年と比べると、購入電気量が、
70kWh(約17.5%)少なくなったみたいです。


今年の8月は、雨が多かったような気がします。
実際はどうだったのか、検証してみます。

気象庁のデータによると、

会津若松市の8月の日照時間が、
          日照時間
2013年8月   205.9時間  
2014年8月   159.5時間  
去年より、今年の日照時間が、
46.4時間短くなったみたいです。

過去30年間の8月の平均日照時間は、
198.7時間らしいので、

今年の日照時間が短くなったんだと考えられます。

7・8月の日照時間は、毎年変動が激しいみたいです。
過去30年間の気象庁のデータで、
会津若松市の8月の日照時間を調べると、
最も短かった年で、
59.0時間だったという年もあります。
また、最も長かった年は、
249.0時間だったらしいです。
同じ8月で190時間も違うなんて驚きです。

今年の8月は、太陽光発電にとっては、
ハズレ年だったと思います。
それに加えて、今年の8月の使用電気量が
ちょっとだけ多かったのかも知れません。

ということで、
Ⅰ様邸の2014年8月の電気代は、
使用電気料金  -9,355円
売電料金    +13,818円
合計                + 4,463円となりました。


2013年8月の合計電気料金が、
+10,531円だったので、
去年に比べると、-6,068円でした。



今年の8月は、雨が多かった印象でした。
福島市の8月の日照時間は124.7時間と
会津若松市より短かったらしいです。

自然の力を使って発電しているので、
毎年ばらつきがあっても、
仕方がないのかも知れません。
気を取り直して、9月は太陽さんに期待しています。